GW中は会津若松に家族で行っていました。
久しぶりの会津は全然変わっていなかったけどあんまり人もいなくて
乗ったバスは自分達以外誰もいなかった;
でもバスの運転手さんといろんなことしゃべりました。
最近はこうとか、世間話ができて結構楽しかった。
バスの窓から遅咲きの桜が見えてなんだか不思議な気分になりました。
今回はいつもとちがって、遊びとかそういう「楽しい」ものではなく・・・
親戚の叔母さんが癌で入院することになったからお見舞いに行くことになったんですが・・・
医師からは余命3ヶ月を告げられたそうで、
行くのがなんだか辛かった。
病室に入るとおばさんは起きてくれて、
「遠いところ悪かったねぇ~」と言ってくれた。
もう色んなところに癌が転移していて、手術は不可能。
いまは 抗がん剤治療しているのですごい痩せていた。
それでも気丈に
「さすけね~(大丈夫だ)、心配すんな。」って笑ってて
こっちが泣きそうになった。
私は泣かないように手に持っていたハンカチを握り締めて、
必死に涙をこらえてた。
幸い抗がん剤も体に合ってるらしくて
髪の毛が抜けたり、吐き気がしたりとかはないそうだ。
でもこれからもっと進行するから東京の病院に来たほうがいいと父が言うと、
「慣れ親しんだ地元で治療がしたい」と言っていた。
叔母さんは叔父さんの事が一番心配らしい。
農家なので、叔父さんと何十年間も一緒に農業をやっていて、
今はこんな状況なので、作物を作るのも、売りに行くのも
全部一人でやらなきゃいけないし、
家事は一切出来ない人だから毎日の食事も心配みたいだ。
あとは叔母さんが余命宣告を受けて
「俺も死にたい。生きている意味がない」
と言ってるらしい;
叔母さんは
「いざとなると男の人は弱いからだめだな~。こんなんじゃまだ死ねないわ」
と苦笑いしていた。
とにかくやれることは何でもやろう。
一緒に頑張ろう。
そう言って私達は病院を後にした。
帰りのバスも私達しか乗っていなかった。
バスの中で母が
「あんな神様みたいな人がどうして余命宣告を受けなきゃならないの」
と言った。
「そうだね」とまた泣きそうになった。
秋田に有名な難病が治る温泉があるらしい。
世界に3つしかない種類の温泉で
日本や世界中から人が集まってくるそうだ。
実際末期がんの人がそこに行って何人も治ってるんだって!
だからまだ希望はあるよね?
叔母さんが退院したら連れて行ってあげたいな。
